再び、大人の時間を・・・

雑話

これは478回目。

ちょっと、大人の時間・・・

このところ、まったく閑話休題が書けないでいる。
というのも、公私ともにあまりにもどたばたしていて、じっくりなにか文章を書く余裕が無いのだ。

このままなにもアップしないというのも気が引けるので、音楽でちょっと、大人の時間を・・・

一発目は、「黄昏のビギン」。
コテコテの昭和歌謡(水原弘のために中村八大が書き下ろしたもの)。なんといっても、1959年。わたしが1歳のときの歌謡曲だ。

ちあきなおみバージョンが有名だが、なんとこれが近年、sumire(浅野忠信とCHARAの娘)の手でこうもモダンに生まれ変わるか、というバージョン。
もともと原曲がいいのだ。
だから、時代に合わせていくらでも編曲で、見事に息を吹き返す。

お次は、お洒落にフレンチで行こう。
もともとは、英語のスタンダードナンバー、「I wish you love」を、ボサノヴァ風に、それもフランス語バージョンで実に大人の曲にしああがっている。

女の側が身を引き、男をそれでも愛し続けるという、いわば心が痛くなるような歌詞だが、曲想がそれをむしろ爽やかにしている。

さて、次は英語で。
最近とんと話題がない、マドンナ。
1994年リリースの「ベッドタイム・ストーリーズ」から、「Take A Bow」でもどうでしょうか。
いまや、「往年の」と言うしかないマドンナの、珍しいとろけるような一曲。

こちらは、前曲とは逆に、不実な男が復縁を求めているのに対して、女が突き放す皮肉な内容の歌詞。これも曲想が、むしろ歌詞の痛烈さを甘くカモフラージュしている。

ふたたび、日本に戻ってきて、懐かしい「TOKYO(井上陽水)」でも。

90年。日本が暴落した年だが、まだまだ熱狂と、永遠に続く明日を誰もが信じていた。日本が一番、(あだ花とはいえ)輝いていた頃だ。

 

「大人の時間・・・」と言っても、あまりにまったりしていても良くないので、ここはぐっと心の底から生きていることを噛みしめて、明日に希望をつなげましょう。
最後は、がらりと曲想を変え、竹内まりや本人が歌う「いのちの歌」。

唐突ですが、みんな、幸せになりましょう。
一生のうち、一つだけで良いので、それぞれの人にとって最も大切な気づきを得ましょう。

今、こうしている間にも、不本意な、そして絶望的な死に直面している人たちが、たくさんいることを思い起こしましょう。

おやすみなさい。



雑話