地震が怖いのです

雑話

とても不安なのです。

これは360回目。地震の話。

相場を想定するより、遥かに「当たらない」のが地震だろう。

科学者から霊能者に至るまで、まずなかなか当たらない。
兵庫県の松原照子さんは、その中では「当てた」という実績が突出しているらしい。
「ムー民」の一人であるわたしなども、そう思う。

さて、この地震だが、それが直下型か、あるいは日本列島の別の地域か、いずれにしろ不穏な兆候は今年に入ってからずいぶん出ているようだ。

世の中、ネット時代になって以降、誰も彼もが「にわか専門家」になりおおせている。わたしなどもその典型的な一人だろうと、ひそかに寒い思いをしている。

が、それでもネット・サーフィンをすればするほど、なにやら不穏な状況を禁じえない。

そもそも、群発地震というのがいけない。素人目に見ても、群発地震というのは、なんらかの予兆であろうということは、なんとなく察しがつく。

実際、311東日本大震災の前は、岐阜・長野で一ヶ月に及ぶ群発地震が続いていた。

今年もずっと岐阜・長野で長期間に及ぶ群発地震が続いている。

岐阜・長野が重大なリトマス試験紙だということは、それがフォッサマグマ(大地溝帯)に該当しているためだ。日本を南北東西に分断する地溝帯だけに、そこで発生する群発地震は、地殻でなにかが動いているということを暗示している可能性が高い、と考えられるためだろう。

もっといけないのは、(わたしは東京居住ということもあるが)茨城・千葉で今年、やはりやけに群発地震が多いということだ。

おまけに、5月20日頃だったと思うが、東京で6回の群発地震があった。そのうち、2回はわたし自身が認識している。

その後ぱったりだ。
これが怖いのだ。

これも昔からの経験則なのだろうが、よく言われるのは、滅多に起こらないところで群発地震発生し、2ヶ月の静穏期間の後、もう一度同じ地域で群発が起きた場合、2-3日以内にドカンとくるというアレだ。

ほんとうだろうか。
2ヶ月というと、もう今週その2ヶ月が経過した。

自然が行う呼吸であるから、誤差はわたしたちが思う以上に長いかもしれないし、明日かもしれない。

どちらにしても、いつでも逃げられるようにしておかなければ、と意外に気の小さい私は日頃から、登山リュック(50L)に緊急用のものを常備しており、いざとなればとっさにもう一つの登山リュック(35L)に、なにを詰め込むかということも、リストアップして壁に貼ってある。

こういうことには、やたら慎重居士なのである。

だいたい戦争というものは、(震災も一種の戦争だとすれば)事前にどれだけ準備をしたかで、勝敗の7-8割が決まる。

土壇場で狼狽して、数秒でも時間を浪費することくらい危険なことはない。震災発生3分が分かれ目だと思っている。

次に東京で、同じような群発地震が起こったら、もうわたしなどはいてもたってもいられない。相場どころではない。もう逃げ出す態勢だ。50Lのリュックをしょって、ヘルメットをかぶったまま、相場を見ていることだろう。

思えば、今年5月、三浦半島で異臭騒ぎがあった。ニュースで覚えておられる方も多いだろう。南部から横浜近辺に至るまで、2時間のうちにその異臭騒ぎはどんどん北上していった経緯がある。つまり、移動していたのだ。

110番、119番通報が引きも切らなかったというではないか。

その表現のうち、「今まで嗅いだことのない匂い」というのが、結構あった。硫黄臭でもない。動物性タンパク質の崩壊臭でもない。この「今まで嗅いだことのない匂い」というのが、とても気になる。

聞けば、関東の地下はガス田だそうである。メタンなら硫黄臭に近いような気もするが、いろんなガスがあるのだろう。
いずれにしろ、地殻が軋轢を起こして、異様な臭気を発していた可能性もある。

おまけに、6月12日に、新横浜で道路陥没。一回だけなら良いが、なんと7月1日に300Mしか離れていないところでまた道路陥没。嘘でしょ、と思った。

いろいろこの地震の予兆を調べている好事家が世の中にも多いらしく、今年は太陽黒点の極小期だそうだ。データ・グラグを見た限り、前後2-3年は極小期があるようだが、今年はその中心時期にも思える。

過去、極小期にはどういうわけか、経済・金融危機や暴落が発生している。前回は2008年が極小期の中心時期でリーマンショックだった。その前は1997年で、ロシア・アジア通貨危機。
その前は、1987年でブラックマンデーだった。

恐ろしいことに、その前後に日本では震災が発生している。前回は2011年の東日本大震災。(リーマンショックの3年後) その前は阪神淡路大震災(ロシア・アジア通貨危機の2年前)。そしてその前は、北海道南西沖・奥尻島震災(ブラックマンデーの3年後)。

もっと言えば、これはわたしも昔から気にしている前兆現象だが、ニュージーランドの地震である。だいたいここで大きいのどかんと来ると、1ヶ月、ないしは2ヶ月後に日本でも大きいのがやってくる。

2018年は、7月7日にNZ地震があり、9月6日に北海道胆振東部地震。
2016年は、2月14日にNZ地震があり、4月14日に熊本地震。
2011年は、2月22日にNZ地震があり、3月11日に東日本大震災。

今年、NZで大きい地震があったのは、6月18日のM7.4だ。1ヶ月後なら、すでに経過している7月18日だったことになる。2ヶ月後なら、8月18日だ。

これだけ「前兆フラグ」が何本も立ってしまうと、さすがにわたしなどのような「にわか専門家」は、びびってしまう。

本当にそろそろ来るのではないかと、情け無いことに、正直毎日ビクビクしているのだ。いい歳をして、いまさら何だ、そんなに生きたいのかと言われてしまいそうだが、実際そうなのだ。

先述通り、地震のような「自然の呼吸」というものは、実に時間的誤差が大きい。大きすぎるのだ。だから、せっかちな人間の時間軸で物を測ろうとすると、どうしても「当たらない」のであろう。

とりあえず、まさに「とりあえず」である。目先9月くらいまでは、ごくごく用心していようと思っている次第。

皆様も、御身ご大切に。



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