トランプが負けるわけない。

政治・経済

これは447回目。
わたしは、基本的にトランプ支持者なので、割り引いて読んでいただきたいのですが、それでも一応客観的になにが一番自然な流れか、それを整理してみました。
誰がどう見ても、トランプが再選されなければ、おかしいとしか思えないのです。

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今、世の中では大手のメディアがこぞってバイデン民主党候補優勢という記事を乱発している。
この大統領選が始まってから、ずっとそうだ。

わたしは仕事がら、アメリカの金融市場に大きく左右される業務だけに、会員に向けてずっと述べていたのは、「トランプ大統領の地すべり的勝利」の可能性だった。

RealClearPoliticsの世論調査では、大統領選投開票まであと4日に迫った現時点で、やはりバイデン優勢を伝えている。

が、この世論調査は、前回2016年のトランプvsヒラリー・クリントン戦では、当日まで圧倒的にヒラリー当確と報じていたのだ。結果はご存知の通り、トランプの勝利だった。

大手メディアというものが、いかに事実を伝えないかということは、これに限ったことではないが、あまりといえばあまりの厚顔無恥である。
当時の予測の失敗に鑑み、世論調査の仕方を大きく改善させたのかというと、まったくしていないのだ。
結果、現在のようにまたバイデン優勢を呪文のように唱え続けている。

バイデン候補に不利な、次男のハンター・バイデンの小児性愛、人身売買、薬物依存、ウクライナや中共との利益相反行為(国家反逆罪に等しいことをしている)などが、ジュリアーニ元NY市長の告発によって白日の下に明らかとなり、父親のバイデン候補が国権をいかに乱用してファミリーの蓄財に直接手を染めてきたかということが、あらわになってしまった。

それでも、この醜聞を報じたNYポスト記事とのリンクを、ツイッターとフェイスブックは遮断。意図的な言論封殺を行った。
これが却って、バイデン陣営を窮地に追い込んだのはご存知の通り。

CNNほか、大手メディアはほぼ民主党のようなリベラルという腐った利権集団(表向きは綺麗事を並べる集団)に都合のよい報道しかしない。

たとえば、CNNが世論調査でバイデン候補の支持率は53%は欲しいと考えたとしよう。すると、CNNは自分の番組やニュースを見る人達を対象にして、その中で世論調査をする。

そして、対象者のサンプリングは、この53%という支持率にできるだけ近づけるような選択をしていく。

そもそも、CNNを見る人というのは、リベラルが多いから、バイデン支持率が高いという世論調査になることは明らかだ。

これでは、公平な、そして実態に近い世論調査になるわけがない。

大統領の評価というものは、一体何で決まるのか?

それは、公約をどれだけ実現できたかによってしかないのだ。

トランプ大統領は、彼を好きか嫌いかと関係なく、選挙によって選ばれた大統領であるだけに、いかに事前の公約を果たしたか、果たせなかったかで測るのが当然だ。

そして彼は、歴代大統領の中で、もっとも公約の実現を果たした人物である。

しかし、そういうことは反トランプ、リベラルを自称するメディアは一切解説しない。

たとえば、「メキシコの壁」というのがある。あれをトランプ大統領が主張したところ、民主党も大手メディアも、また「良心的」と勝手に自称している人権団体や市民団体も、猛反対の大合唱となった。

一体、なぜ、トランプ大統領がメキシコ国境に壁をつくると言い出したのか、その真意を誰も伝えようとしない。
難民やアメリカへ流入する移民たちがいかに可愛そうな扱いをされて、追い返されているかという、お涙ちょうだい的な映像を流しては、その真意を封殺してしまう。

トランプ大統領がメキシコ国境に壁を作ると言ったのは、もちろん不法移民がとめどもなくアメリカに流入するのを止めるためだ。
なぜだ?

それは、麻薬組織がアメリカに密輸するのを止めるためだ。
貧困女性の人身売買業者が、大量に売春目的でアメリカに売り飛ばすのを食い止めるためだ。
そして、多くの少年少女たちが、富裕な小児性愛者たちの性的虐待欲求を満たすために、運び込まれるのを阻止するためだ。

しかし、それだけではない。
アメリカには、すでに多くのヒスパニック系移民がいるからだ。
彼等は、十年、二十年かけて、低労働賃金に耐え、額に汗して、ひたすらお金を貯め、ようやくにしてアメリカの市民権を得た、れっきとしたアメリカ国民である。
移民であった。しかし、今は正規のアメリカ国民なのだ。

ところが、民主党の「人権保護」の美名のもとに、国境が事実上垂れ流し状態のような開放をされ、とめどもなく不法移民がアメリカに流入してきた。
彼等は、100円でも、500円でもいいから働くのだ。

当然何が起きたかというと、正規のアメリカ国民となったヒスパニック系移民たちの職がどんどん奪われていく。

トランプ大統領は、この正規のヒスパニック系国民を守れ、まずアメリカ人を守れと言ったのだ。

だから、今回の選挙で激戦州となるフロリダ(ヒスパニック系が多い)では、わたしは間違いなくヒスパニックパワーにより、トランプ大統領が制すると思っている。

メディアや民主党は、トランプ大統領が何の根拠もないのに、人種差別主義者だと罵り、ヒスパニック系や黒人はみな民主党支持、バイデン支持だと喧伝し、世の中を幻惑させてきた。

しかし、実際のヒスパニック系は、圧倒的にトランプ大統領支持だというのが、ほんとうのところなのだ。

ことほとさように、メディアの言うことに騙されてはいけない。

事実をもとに、物事を判断しろ。
実態に近いデータで、モノを言え。

メディアは一切それができていない。
アメリカだけではない。日本も同じことである。

トランプ大統領はなぜそんなに嫌われるのか?

話は簡単である。アメリカという社会を牛耳るエスタブリッシュメント(伝統的なエリートたち)が営々としてその上にあぐらをかいてきた秩序や利権を、この男が破壊するからである。

トランプという人物は、政治家や議員であった経験が無い。
ビジネスマンであり、90年代には4回も自社を倒産させてしまったこともある。
地獄の借金から蘇ってきた男だ。

その彼は、エスタブリッシュメントたちの利権などどうでもよいと思っている。
とくにこの20年、ITやネット社会の浸透と、それによって巨利を得たグローバル企業、ハリウッド業界、メディアといったものが膨張してきた一方で、割りを食い、所得を抑えられ、落ちこぼれていった多くの中間層以下のアメリカ国民の生活を押し上げるか。
それには、エスタブリッシュメントたちがジャマなのである。

エスタブリッシュメントたちにしてみれば、この男、次になにをしでかすかわかったものではないと戦々恐々なのである。

叩き上げの男である。
それはエスタブリッシュメントと違い、野卑な表現も多いだろう。
エリートたちのような、すました顔で、狼のような本音をオブラートに隠したような、上品なものの言い方はしないだろう。

そのトランプ大統領の言動の表面だけを見て、メディアの偏向報道だけを見て、トランプを批判したり嫌いだと公言したりすることくらい、浅はかなことはない。

彼が2016年の大統領選を制し、経済政策をぶち上げたとき、たった4年で、GDP成長率は3%(一時は四半期ベースで4%)に達し、失業率は過去最低に低下し、完全雇用を持続し、サブプライムショックから完全にアメリカ経済が復活し、株価に至ってはナスダックが2倍に膨張擦るに至るなど、およそほとんどの名門エリートの経済学者や政治家たちは、予想しなかった。

どころか、2017年の時点では、ハーバード大学長のローレンス・サマーズ(クリントン政権の財務長官)などは、鼻でせせら笑い、「彼の経済政策に関してはド素人だ。成功するはずがない。」と軽蔑した。
ノーベル経済学賞のポール・クルーグマン教授は、「彼の経済政策では、アメリカ経済が破綻する」とまで言って酷評した。

が、結果はサマーズも、クルーグマンも大外れである。

トランプ大統領の論理は明快だった。
「景気が悪いんだろ? じゃあ減税すればいいじゃないか。」
多くの専門家や民主党議員は、財政が破綻すると言って大反対だった。
トランプ大統領は押し切って、法人減税、個人所得減税、と矢継ぎ早に実行した。
結果はご覧の通り、世界最強の経済を取り戻した。
財政は未だに破綻していない。
所得は増大し、黒人の就労比率も高まり、企業利益は過去最大となり、税収も一気に増えた。

トランプ大統領はまた、こう言った。
「経済活動を活発化させればいいんだろ? じゃあ規制を緩和すればいいじゃないか。」
多くの市民団体が、「それでは環境が破壊される」といって大反対だった。
トランプ大統領は強引に、進めた。
歴代大統領としては、突出する数の大統領令を乱発して、彼が一人で実行できる規制緩和はことごとくやり尽くした。
結果、先進国の中で、もっとも二酸化炭素排出の減少率の大きい国家になった。
シエルガスを最大限に活用したからだ。
燃料資源は完全自給率、100%となり、サウジからの原油輸入量は激減。
アメリカの空気はかつてないほど綺麗になった。
しかし、誰もそれを言わない。

彼はイスラエルと、UAE(アラブ首長国連合)との国交樹立を成功させた。
続いて、バハレーンも続いた。さらに直近ではスーダンまで国交を樹立した。
これで合計5カ国のアラブ諸国がイスラエルと国交を結んだ。
残るはサウジである。

戦後、中東紛争は激化するばかりで、戦争に介入することしかしなかったアメリカの歴代大統領(オバマだってそうである。シリアに介入したではないか。)の中で、トランプ大統領だけが、歴史上はじめてアラブとイスラエルの国交を結ばせることに成功したのだ。

よく考えてみればいい。
トランプが大統領になったら、あちこちで戦争するんじゃないか、とみんな言い合っていた。
彼だけが、戦争を始めていない、戦後初の大統領なのである。
そういう事実をだれも見ようとしない。
北朝鮮の金正恩とも直接会って、話をしている。
そんな大統領が、いまだかつていたのか?

世界の問題児、中共の人権弾圧と、臓器売買という巨悪を、西側諸国やリベラルは、みな見て見ぬ振りをしてきたではないか。
口では、人種差別反対、同性婚を認めろ、LGBTの権利を守れ、自由と民主主義を保障しろ、と綺麗事ばかりならべる「良心的な市民」たちは、みな一方で中共が行ってきたおぞましい国家的犯罪を見逃してきたではないか。

それを真正面から、叩き潰し、首根っこをつかんで、吊し上げた政治家が、一体世界のどこにいたというのか。

これからクライマックスに達しようとしているアメリカ大統領選挙だが、いい加減な世論調査のRealClearPoliticsではなく、トラファルガーやラスムッセンの、実態に近い世論調査を見たらいい。

さっき試みに、RealClearPoliticsでは、トランプかバイデンかまだ優劣がつかない激戦州に関して、トラファルガーの世論調査を見ながら、試算してみた。トランプ優勢の州はどこかと。

すると、トランプに不利な世論調査結果しか出ないRealCleraPoliticsでも、すでにトランプ優勢とされている州に、トラファルガーが予想する激戦州のトランプ優勢票を加えてみたのだ。
すると、過半数270人の選挙人のうち、すでにトランプ大統領は272人を押さえた格好になっている。
あと2つくらいの激戦州をトランプ大統領が抑えたら、300人を越し、予想通り、トランプ圧勝の構図になってくる。

もちろん選挙だから、水物だ。
いつどうひっくり返るかわからない。
が、少なくとも現時点では、メディアが報道するようなバイデン優勢という風景など、無い。

報道を信じるな。

先入観でものを見るな。



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