マラプロピズムで、遊んでみた

文学・芸術

これは271回目。言い間違いの面白さを、マラプロピズムとかスプーナリズムといいます。結構笑えるのです。ということで、息抜き・・・というより、手抜きの一発。

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たとえば、「ざっくばらん」と言おうとして、「ざっくらばん」と言ったり、「ばっくざらん」と言ったりする類だ。それが、意図的か、無意識か(ほんとうにいい間違ったか)はどうでもよい。

過日、日経新聞のエセー・コラムにこれが取り上げられていたので、ネットでいろいろ探してみた。あるわあるわ。言葉というのは面白い。

・社長がみんなに檄を飛ばした。
「この会社の空気は、どよんどる!」

・若い女の先生に怒られた。
「あなたは、しっともちんぽしてないじゃないの!」

・お母さんが上手に作れたと言って、自慢げに料理を出した。
「おいしいわよ~、このさかりのあさむし・・・」

・電話オペレーターが尋ねた。
「それで、お客様どのようなかんじ(漢字)でしょうか?」
(奥様はうなじに手をやりながら・・・)
う~~ん、そうねえ。ちょっとマダム風?かしら?

・ボビー・オロゴンがこう言っていた。
「石橋をまたいで渡る、あれ、石橋を叩いて割る。なんだっけ?」

・同僚と吉野家に行った。
「牛丼の汗だくね」
通じたらしい。

・最近、ノドの調子が悪いという同僚がいる。
「いやあ、カラオケのやりすぎでノドにブリーフができちゃったらしいよ」
たぶん、ポリーブと言いたかったんだろう。

・先輩格の女性教諭が、後輩の女性教諭にいろいろと細かい点を教えていた。
「教室にみだらにテスト用紙を置いちゃだめよ。」
「?」

・駅の構内放送で、駅員ががなっていた。
「駆け込みぎょうざはおやめください」

・休日、うちのせがれが満面の笑みを浮かべていった。
「いやあ、父ちゃん、おいら、3時のおつや楽しみだあっ」

・お見合いの席で。
男性:ご趣味は?
女性:おとこをたしなんでおります。
・・・
たぶん「お琴」と言おうとしたんだろう。

・母親が、「自分はブスだ」といって嘆く、失恋した娘を慰めていた。
「人間の顔じゃないわよ」
・・・娘は、もっと激しく泣き出した。

この種のマラプロピズムを、ざっとあちこちからパクってきたので、列挙してみる。

百口山恵
ジャイケル・マクソン
悲しみのゾンドコに・・・。
ナンボジア、かんみん
ひょっこと

いっきぴ
あつがなつい
イバとチバラギ
おっとこした
パコソン

模型を取ってきて、いや、時計を持ってきて
人山の黒だかり
ひおしがり
きんちくけじゅんほう
なむろあみえ

手持ちぶたさ
にそみこみうどん
あかもりなきな
ポリーハッター
マンボンギョン号

ベータデース
ちんこうじのう(AIのことだと思いマス)
てんしでちょう
動武東物公園
ヌジョレ・ボーボー

ドキがムネムネする
イタマがアタイ
ぴんきらごぼう
サイフライクル
しけるいかばね

エーコンベッグ
張面表力
へびこつらう
同じ飯の釜を食う
恐所高怖症

回品廃収
逆走の発展
もんとにほー!
タカネットじゃぱた
クロネトヤマコの宅急便

ちこんにきみカレー
ほがったとうちょう
ちょろけたトコレート
ダーゲンハッツ
マソリンガンタン

ヨッテリア、ロッテく?
やいたあかんとってー?……やいたやかん、や、あ、あいたやかん!
木工ぼうヨンド
あなりゃんだ!?
ざっかん、じゃいこがございます!

カミソールとキャさね着
あ、ちょうはきょっと……
ドラドラしたドロマ
ぜがじんじん書けない

ガイガイワヤワヤ
始めなかなか、チョロパッパ(これは昔の人でないとわかりませんか。)
おじゃまたくし
しょうかげんきゃく
ヨップリガツ

お後がよろしいようで。



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