歴史・戦史

これは237回目。人間は崇高な理想を掲げたりはするものの、現実には見るもおぞましい幻滅にも平気で陥ります。文学はその激しいギャップを、現実以上に際立たせようとします。そんなお話です。

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ハリウッド映画とい ...

歴史・戦史

結論から言えば、真珠湾はやってはいけない作戦だったのだという見方があります。この作戦を指導した山本五十六海軍大将は、戦後、日本の軍人では珍しく好意的に受け止められ、半ば神格化されているといってもいいでしょう。が、正直な感想では、この人 ...

歴史・戦史

これは235回目。過去の大失敗を検証し、ああすればよかった、こうすればよかったと議論しても、しょせん正解はありません。すでに起こってしまったことだからです。しかし、似たようなことは必ずまた起こるのです。形を変えて、それは必ず起こるので ...

歴史・戦史

これは234回目。歴史にif(もしも……。)はないといいます。それは学者の方々に言わせておきましょう。後講釈すらしない無責任な人間に、先の策など立てられないからです。勉強のための研究はいりません。次に失敗しないための実践論でなければ、 ...

雑話

これは233回目。「冬虫夏草(とうちゅうかそう、ふゆむしなつくさ)」といいます。漢方薬に使われることで知られています。チベット等に生息するオオコウモリ蛾(が)の幼虫に寄生して発生する、コルディセプス・シネンシスという麦角菌(

歴史・戦史

これは232回目。日本と台湾を結ぶ、細い細い糸の話です。その糸は、とても細いのです。何しろ、国交すら無いのです。政治的には、私たちの国は、台湾を国家としてすら認めていないのです。日本人のほとんどが知らない糸でしょう。しかし、

怪談

これは、231回目。四谷怪談のことを書こうと思います。言わずとしれた、有名な「お岩さま」の話です。かかわる場合、お岩さまにお参りしないと「祟り」があると言われてきました。これを書くにあたっては、わたしはお参りをしていませんが

雑話

これは230回目。ハリー・フーディーニという、稀代の魔術師がいました。本物の魔術(超真理学的な)か、それとも奇術(マジック、手品)なのか。その境界線を、生涯辿り続けた男です。

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もともと、オース

文学・芸術

これは229回目。ロシアという国は、どうしても日本人にとっては馴染みにくいようです。やはりソ連時代の歴史が、日本人にはとても苦い思いを起こさせてしまうからでしょう。ところが、帝政ロシア時代というと、日露戦争という不幸な関係はあったもの ...

文学・芸術

これは228回目。合成の誤謬といいます。経済学でよく使われる用語です。個々の世界では合理的でも、その集合体としては非合理的な状態になってしまっていることを言います。矛盾、ということですね。

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歴史・戦史

これは227回目。歴史はほんとうに謎だらけです。事実と目されていることも、その背景には思いもよらないい裏の事実がひそんでいるものです。

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浅野内匠頭が吉良上野介(義央)に刃傷に及んだ原因は、いろ

歴史・戦史

これは226回目。仇討ちの話です。今で言えば、報復です。古来、日本人はどういうわけか「仇討ち」が大好きなようです。どういうわけなんでしょうか。我慢に我慢をかさねる性格が強い民族は、爆発したら結構大胆なことをしてしまう癖がある