危険な作家の、痛快な一編
これは256回目。今回は文学談義ですが、気楽に読めるものにしましょう。日本の代表選手として太宰治に登場してもらいます。「え、太宰?」とびっくりしないように。一見暗さがつきまとう太宰治にも、クスっと笑ってしまうような軽妙な名品
横浜中華街の食い方
これは255回目。最近、横浜中華街の飯がまずくなったという声を聞きます。残念ながら、近年足が遠のいているのでよくわかりません。ほんとにそうなんでしょうか。聞くところによると、多くの新しい店がどんどん商売を始めており、いずれも客の大量動 ...
アメリカ人が絶句するスマートさとは?
これは254回目。外国人、とくにアメリカ人が、一様に賞賛する敵の「スマートさ」というものがあります。どういう敵を、敵ながらあっぱれと思い、真摯にその強さを評価し、学ぼうとするのでしょうか。要するに彼らが好き嫌いにかかわらず、
百回の嘘には、一万回の真実を
これは253回目。中国の習近平国家主席と、韓国の文在寅大統領に、申し上げます。わたしが今、お二人の目の前にいて、相対面していると仮定して、これまでわたしの中で鬱積したものをすべて吐き出してみます。ここでは、なれなれしく「君」
路頭に迷う愛
これは253回目。それが果たして本当に「愛」なのか、疑問に思えるようなケースがあります。以前も、ロダンに弄ばれたカミーユ・クローデルの話を書きました。本人は「愛」だと信じていても、実は「愛」からほど遠いものかもしれません。
ゴシックロマンはいかが?
これは252回目。ホラー小説には、ゴシック・ロマンと呼ばれるジャンルがあります。先日は、推理小説の話でエドガー・アラン・ポー(米)を引き合いに出したが、彼の「アッシャー家の崩壊」などは、まさにその最初の名作とということになるらしいので ...
空白の六分
これは251回目。歴史上の人物とはいえ、亡くなった人の批判や非難をするのは、どうにも心苦しいものがあります。そもそもその時、現場にいなかった自分が、なにを偉そうなことをという気がしてならないからです。
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迷走する西洋、忘却する東洋
これは250回目。世の中は、意味で溢れています。特定の相手に愛を求めたり、特定の仕事に目的や夢を見出したり、ささいな友人関係にしろ、自然破壊に反対するにしろ、なにかにつけて、つきまとうのは意味なのです。
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