言葉に気をつけなさい
これは389回目。
哲学ってなんでしょうか? 難しく考えがちです。が、話をとても簡単にしようとすれば、できるものかもしれません。
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初期のギリシャ哲学は、世界を構成する素材に始まり、どう変化するの ...
詩がわかるようになったら・・・
これは388回目。大学時代、詩に凝っていた時期があります。すると同窓の学友(彼は漢詩に造詣が深かった)にこう言われました。「おまえな、詩がわかるようになったら、人間終わりだぞ。」・・・彼が何を言おうとしたのか、その時ははっきりわかりま ...
バイオハザードvs動物感染
これは387回目。2020年2月17日に公開した文章です。珍しく時事問題です。新型肺炎ウイルスが拡散感染しています。メディア紙上では大きく二つの発生源と目され記事が踊っています。
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エピデミック(破局的感 ...
それ以外に、いったい何がある?
これは386回目。わたしは基本的に、ろくでなしです。とても褒められた人生を過ごしてきていません。わたしが書くと、『the・ろくでなし』、です。しかし、彼の手にかかると・・・
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ろくでなしの「ろく」は、一般 ...
ディオダディ荘の怪奇談義
これは385回目。わたしはついぞ知らなかったのですが、エル・ファニング主演『メアリーのすべて』という映画が、昨年公開されていたのです。あの怪奇ゴシック・ロマンの名作『フランケンシュタイン』の作者、メアリー・シェリーの人生を描いた作品だ ...
続・傭兵たちの挽歌
これは384回目。
中国共産党機関紙・人民日報系のニュースサイト「人民網」は、2015年6月29日に驚くべき記事を掲載した。タイトルは「抗戦勝利後、国共双方は大量の日本軍捕虜を作戦に使った」というものだ。
しか ...
その人が、本当に生きていると確信できますか?
これは383回目。幽霊を信じないという人は、その理由として「見たことが無いから。見えないものは信じられない」と言います。しごくもっともです。しかし、紫外線は見せません。空気も見えません。なにかに反応することで、「ある」と認識できるわけ ...
東亜同文書院
これは382回目。かつて上海に、日中の学生たちがともに将来を夢見た学び舎(や)がありました。東亜同文書院です。上海は上海徐家匯海格路にありました。終戦の翌年1946年に閉校。それは現在の愛知大学に継承されています。こんな学校があったと ...
ロスト・ジェネレーション
これは381回目。『失われた世代』と呼ばれるものがあります。古くは、第一次大戦に、20代を迎え、それまでの価値感が全崩壊してしまった世代です。今、日本でも『失われた世代』と呼ばれる人たちがいます。だいたい40代前半の方々でしょうか。
形が壊れていく時代に
これは380回目。時代が変わるとき、それまでの形が壊れていきます。しかし、どんなに時代の形が変わっても、一貫して変わらないものがいくつもあります。その一つは、義かもしれません。私利を離れ、なんの得にもならないのですが、なすべきことを貫 ...
運命の赤い糸
これは379回目。昔中学生のとき、先生から教えられて、中国の古典物語『定婚店(ていこんてん)』を読んだことがありました。運命の赤い糸の伝説の原典とされているものです。中国では、「紅線(hong xian、ホン・シエン)」と言います。
美しさと死の混濁
これは378回目。日本人だけとは言いませんが、どうも日本人がとりわけ、「美しい死」に憧れる傾向があるような気がします。本当に死を望むことが、そんなに美しいことなのでしょうか。わたしにはとてもそうは思えないのです。
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